9月2日(木)からの新入荷です。
今回は、以前から少し気になっていたベトナム産のアラビカ種をご紹介いたします。ロブスタのイメージが強いベトナム産ですが、レ・ティ・チェン農園で生産されているのは、アラビカ種のカティモールです。
3Haと小規模のコーヒー農家さん
生産者はLe Thi Chung(レ・ティ・チェン)さんの農園になります。
標高は1,500~1,700m。
場所は、ベトナムでアラビカ種の栽培がおこなわれているラムドン省です。
ベトナムでコーヒーが栽培され始めたのは1850年代中盤(フランス植民地時代)
フランス人によってアラビカ種がベトナム北部に持ち込まれたといわれています。しかし、そのときには生産量が大きく伸びることはなく、1980年代に入りベトナム政府主導で中部高原地帯にロブスタ種を植え始めたことから飛躍的に生産量が上がりました。
現在、ベトナムには約50万件のコーヒー農家があるといわれており、その1軒1軒は小規模(1~2Ha)です。現在のベトナムのコーヒー主要生産地は中部高原地帯で、これらの地域では主にロブスタ種が栽培されていますが、Lam Dong省の標高の高いエリアではアラビカ種も栽培されいてます。
ベトナムでのコーヒーの生産量は圧倒的にロブスタ種が多く、ロブスタ95%、アラビカ5%の比率です。生産量は世界第2位となり、近年はコーヒー産業への影響が強い産地となっています。
生産量は約100万袋(1袋60KG)で、北部が5割・中部高原地帯が5割。近年はロブスタの特殊品(完熟豆収穫・フルウォッシュ・ハニープロセス等)も少量ながらあります。
今回ご紹介するレ・ティ・チェン農園は、SCAA評価82.5点。ベトナム産スペシャルティコーヒー。アラビカ品質コンテスト2021で1位を獲得。甘味と軽い酸味、広がる香りをご堪能ください♪
少し多めに入荷しておりますが、お早目にご注文くださいませ!