さて、遅くなってしまいましたが、ハンドドリップに必要な道具『ドリップポット編』を書かせていただきます。
ドリップポットは、いろいろな形状のものを選んでみました。
種類は全部で6種類。火にかけて沸かせるタイプのものや、IHコンロで使用できるものなど様々です。用途に合わせて、どんなものがいいのか、参考にしていただければ幸いです。
まずは、HARIO(ハリオ)V60 ドリップケトル 800ml \7,150(税込)
IH・直火OK!800ml用ですが実際に800mlも入れると、女性には重いとおもいます。やや細口ですが、絶妙な細さだと思います。この大きさで細口すぎると、注ぐのに時間がかかり腕が疲れるので、このぐらいの細さがいいですね。
大きさは大きめ(幅 263 × 奥行 144 × 高 150mm )で場所は取りそうです。
握った形にもこだわりがあり、小指に力を入れやすそうな形状なので、ドリップもしやすそうです。
一緒に比較したKalitaのドリップポット(Kalita コーヒーポットステンレス製 700ml \6,050 税込)ですが、持ち手の下側がポットにつながる形状のものがあります。
こういうタイプだと人差し指側に力が入り、ドリップがしづらくなります。握っていただくとわかると思います。この話は、偶然テレビで見た「小指を使う合気道」の話と通じるものがあるなと思いました。人差し指を使うか、小指を使うかで、ドリップするときの手の動かしやすさが違うので、ぜひ確認してみてください。
また、Kalitaのドリップポットは、沸かせる量の割に置き場所をあまり取らず、おしゃれなのがいいです。ただ直火でわかすと取っ手が熱くなるのは弱点ですね。
さて、話は戻りますが、改めて見てみると大きめのドリップポットは、持ち手の小指側が離れているものが多いですね。
POLIVIAR ドリップポット 細口 ドリップケトル やかん 温度計付き 1000ml \3,299 税込
こちらは温度計付きのタイプです。持ち手は木目でオシャレですが、木製ではありません。ガスコンロやIHも使用できます。温度計はついていますが、正確な温度が知りたい方には、別途、温度計を使用することをお勧めします。
細口とありますが、こちらも細すぎずで使いやすいです。やはり700mlと多めのお湯を沸かして、注ぐのが少量ずつだと時間がかかり腕が疲れます。
でも、初心者さんで、ハンドドリップに自信がなく、少量のお湯だけを出していきたい!という方には、次のような細口タイプがお勧めです。
下村企販 珈琲考具 ドリップポットITTEKI 700ml 木ハンドル IH対応 \5,500税込
400㏄(2杯分)程度を普段ドリップしているという方なら、細口で湯量も調整しやすくいいと思います。主に初心者さん向け、またはしっかり抽出したい派さんにお勧めです!手がすべっても、お湯がどばっとこぼれたりはしないので、安心です。ハンドルも木製なので高級感もあり、ドリップするぞっていう気分になれます。
大きさは、今回、比べた中では、一番大きめでした。やはり持ち手の部分が離れていることもあり、場所は取ります。(14 x 31 x 16 cm)
そして、私みたいに水を入れた後の重さ重視の方には、私の愛用ポットがお勧めです。
「コーヒードリップサーバー 600ml」 \4950(税込)
当店で販売中のドリップポットなのですが、今、ネットでは販売してないですね。店頭にて販売中です!
直火はNGです。持ち手が溶けてしまいますので、お気をつけください。このタイプは、別でお湯を沸かしてから急須のように使うのがお勧めです。私は、普段300~400㏄ほどで使用していますが、電気ケトル等で沸かしたお湯を入れると94℃ほどに温度が下がり、少し冷まして90℃くらいでコーヒーを入れられるので、湯を冷ますのに使い勝手がいいです。
細すぎない口で、湯量を調整できる中級以上の方向けかなとは思います。初心者さんでも、さっぱりした味のコーヒーが好きな方は、このくらいの細さで十分でしょう!
口が前方に伸びているため、傾けすぎずに、お湯が出てきてくれます。これも、気に入っている点です。
少し小さめのドリップポットからもう1点ご紹介します!
タカヒロ コーヒードリップポット 雫0.5L \15,950(税込)
小ぶりで、おしゃれなドリップポットです。注ぎ口や形も、ハンドドリップにこだわっているのが見るだけで伝わってきます。
これだけ小さければ、お湯を注ぐのにあまり力を入れずに調整できます。注意点としては、やはり持ち手や蓋が熱くなってしまうので、手袋等が必要ですね。細口なので、初心者さんにもおすすめですが、湯量を調整していろんな味を出したい方には不向きかもしれません。小さめなので、置き場所はあまり取りませんし、ちょっとしたインテリアとしても可愛いなと思います。
さて、いかがでしたでしょうか?
ドリップバッグ用の小さなドリップポットに関しては、次回、もう少しだけお話しようと思います!
お楽しみに!